やり貝日記

多分ゲームのこととかを書きます。

仁王と呼ばれた青き目のサムライの真実を求めて ~中津編~

 この記事は『仁王と呼ばれた青き目のサムライの真実を求めて ~黒島編~ - やり貝日記』の続編になります。先にそちらから読むことを推奨します。

 

 前回の記事では仁王においてウィリアムさんが最初に訪れたステージである『鬼の棲む島(黒島)』へと巡礼し、様々なウィリアムさんポイントを紹介してきました。今回は仁王における2つ目のミッションである『闇の奥』の二次創作である大分県中津市を紹介していきたいと思います。中津市ですが、同じ大分県とはいえ黒島からは結構離れています。(車で2時間くらい。)道路が開拓されている現代においてこれなので、ウィリアムさんがこの地を訪れた戦国時代末期には移動だけでも数週間かかったのではないでしょうか。やっぱり青き目のサムライはすごいなあ。

 

 真相はコーエーテクモさんとウィリアムさんくらいしか知らないと思うのですが、恐らく闇の奥の二次創作となっているのは中津市の中でも耶馬渓(やばけい)と呼ばれる渓谷地帯だと考えられます。蝙蝠がでそうな洞窟、今にも崩れそうな崖、高低差の激しさ……どこからどうみても仁王の二次創作ですね。耶馬渓は名前からしてやばいのですが、耶馬トピアなどといういかにもやばそうな場所まであり、やばいのが好きな人は仁王関係なく訪れてみるのも楽しいのではないかなと思いました。是非行ってみてください。(投げやり) ……という前置きはここまでにして、いよいよ名スポットを紹介していきたいと思います。

 

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  こちらが耶馬渓の地図です。今回は時間があまりなかったので、地図中央少し上の妙見窟にだけ行ってきました。結論から言うと残念ながら飛縁魔に会うことはできませんでした。もう少し山奥に行かないと会えないんでしょうかね。

 

耶馬渓のここがヤバい!① ~絶対に崩れる橋~

 青の洞門近くの駐車場から妙見窟に行くには険しい山道を登る必要があります。距離的にはそこまで離れてはいないのですが高低差がとても激しく、山道を登ることを想定していなかった軽装オタクくんには本当にきつい道中でした。息も絶え絶えになりながら登山をその時、こいつが現れました。

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 勘の良い仁王プレイヤーの皆様なら、もうお分かりですね?この橋、どう見ても崩れます。崩れなかったとしても橋の裏側から敷次郎が湧いてくるか、渡っている最中に遠くから大筒で撃ち抜かれることでしょう。ここまで露骨な罠を見たのは久しぶりなので笑ってしまいました。疲れていてかなり危険だったので猫透っ波で切り抜けましたが、軽々しい気持ちで対策せず渡ろうとしていたらどうなっていたことか……

 

耶馬渓のここがヤバい!② ~大蝦蟇と玄武~

 橋を渡ってしばらく歩いていくと、また厄介な面々に出くわします。

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 そこには、本来は遥か先の東海編に登場するボスであるはずの大蝦蟇と、家康に仕えた僧として有名な南光坊天海の守護霊である玄武が物々しく鎮座していました。どう考えても戦える状態ではないので落命を覚悟したのですが、運良く向こう側に戦意がなかったのか戦いは勃発しませんでした。彼らの周りには謎の賽銭が散らばっており(おそらく奉納?)、これのおかげで期限が良かったのかもしれません。

 

耶馬渓のここがヤバい!③ ~妙見窟の社~

 

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 大蝦蟇と玄武を切り抜けて進み、ついに妙見窟の社にまで辿り着きました。ここが中間地点なのかボス前なのかはよくわかりませんが、一先ず社で拝んでセーブできることに感謝しましょう。これでもう崖から落ちて落命しても安心です。妙見窟の近くには洞窟とまではいきませんが、蝙蝠が十分住むことのできそうな暗がりが多数存在しており、夜にここに近づいたウィリアムさんを崖下に突き落としまくってることが容易に想像できます。

 

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 蝙蝠のいそうな暗がり。結構じめっとしていて、常世も発生してそう。

 

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 また、社の前には賽銭がばらまかれていました。きっと多くのウィリアムさんが奉納をしてアムリタをゲットしようとしていたのでしょう。

 

 妙見窟を更に奥へと進んでいくと、鎖を利用して崖を渡らないといけないリアル落命スポットがあったりするらしいのですが、既にここまでで体力の限界が来ていたことや、近年の安全志向から鎖場が立ち入り禁止になったらしいというような噂などもあり、これより先には行きませんでした。死なないに越したことはありません。アムリタ落としたくないし。

 

耶馬渓のここがヤバい!④ ~リアル落命スポット~

 下山後、折角なので下から鎖を使って通るらしい崖のあたりを眺めてみることにしました。

 

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 ……怖い。こんなのウィリアムさん以外だったら絶対に落命するに決まっています。原作でここを根城に暮らしていた山賊さんたちは本当に何者だったんでしょう。度胸ありすぎでしょ。閉鎖されて当然なのでは?ちなみに(原作をやった皆さんなら当然ご存じでしょうが)原作の闇の奥のステージの最初の方ではこんな感じの崖際を渡らされたりするのですが、この崖はそのあたりをモチーフにして作られているのかもしれませんね。

 

耶馬渓のここがヤバい!⑤ ~洞窟~

 耶馬渓には青の洞門と呼ばれている洞窟があります。ここは禅海さんという和尚さんが、この断崖絶壁だらけの耶馬渓を渡って命を落とす通行人を見て哀れみ、ノミだけを使って30年近くかけて掘りぬいたと言われているそうです。青の洞門と呼ばれているのは、やはり青き目のサムライであるウィリアムさんがここで事件を解決したことに因んでいるのでしょう。

 

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 これが青の洞門の入り口です。洞窟自体の長さはそれほどでもないのですが、本当にノミだけで掘りぬいたのならその執念に感服してしまいます。内部は輪入道や骸武者で溢れかえってそうに見えますが意外にも一匹もいませんでした。お坊さんの法力とかの影響かな。

 

というわけで今回の記事はここまでになります。耶馬渓ではそこまで写真を撮っていないので少し短めになりましたがいかがだったでしょうか。次回は大宰府立花宗茂資料館・その他のおまけなどを紹介していくつもりなので少し長くなるかもしれませんがまた読んでいただけると嬉しいです。