仁王と呼ばれた青き目のサムライの真実を求めて ~浜松編~
前回の記事から大分間が開いてしまいましたが、またまた聖地巡礼をしてきました。本当は前回の太宰府編の記事から書きたかったのですが、スマホを買い替えた際に画像が消えて現在鋭意復旧中なのでもう少しお待ちください。
今回行ってきたのは静岡県は浜松市。仁王東海編のミッション、『彼岸への思い』の舞台を忠実に再現した清瀧寺があることで非常に有名ですね。ステージボスは築山殿の怨念が怪物と化した『鬼女』でした。一体どれくらい再現されているのでしょうか。
浜松駅から新浜松駅へと徒歩で向かい、そこから遠州鉄道に揺られること約40分で西鹿島駅へ。西鹿島駅から更に天竜浜名湖鉄道へと乗り継ぎ、そこから2分ほどで二俣本町へと到着します。ここが清瀧寺の最寄り駅です。天竜浜名湖鉄道の方は一時間に一本程度しか運航しておらず、調べないで適当に向かうと一時間くらい待ち時間が発生するので注意してください(一敗)。
二俣本町駅の看板。天竜二俣の名から分かるように、かなり近くを天竜川が流れています。おそらく幾度となくウィリアムさんを溺死させてきたあの水辺は天竜川だったのでしょう。
二俣本町駅、なんと無人駅でした。駅員もいなければ改札もなく、電車内で切符を取るタイプです。仁王で町おこしをしているという訳でもなく、鬼女せんべいや鬼女クッキーが駅前で売られているということもありませんでした。残念。
二俣本町駅から徒歩10分、ようやく目的の清瀧寺が見えてきました。原作の仁王では山奥にひっそりとある感じだったため悪路を歩かされることを想定していたのですが、実際はそんなこともなく住宅街の中にポツンと存在しています。最初見落としそうになるくらい自然に住宅街に馴染んでいました。
一応奥の方に看板があったりします。
原作の仁王では彼岸花がそこかしこに咲き乱れていましたが、時期が違うからなのかまったく彼岸花は生えていませんでした。ただ丁度冬に入りたての時期だったことが幸いしたのか、真っ赤に染まったモミジで地面が埋め尽くされており、まさに『血塗れ』で仁王ライクな雰囲気に溢れていました。おそらく原作を少しでも再現しようと頑張ったんだと思います。えらい。
寺の奥へと進んでいくと、見覚えのある場所に着きました。一般人の立ち入りは禁止されているので入れませんでしたが、鬼女と戦ったボス部屋ですね。実際の仁王のステージとは違って、かなり小さめな作りになっていました。この狭いステージで鬼女に襲われたら一般人ではひとたまりもなく、おそらく死人を出さないために立ち入りが禁止にされているのでしょう。
寺の近くにはまたまた見覚えのある光景がありました。そう、池の真ん中にある社ですね。鬼女と戦うときに人によってはここの社にお世話になったことでしょう。
しっかりと奉納し、先に進んでいきます。
池の社の右隣には、原作通り階段と建物があります。骸武者に警戒しながら進んでいきましたが、襲われることはありませんでした。厳島神社で買った交通安全のお守りがもしかしたら守ってくれているのかもしれません。ちなみに階段を上った先は絵馬やおみくじの置いてあるごく普通の神社といった感じでした。神仏習合ってやつなのかな。
もちろん池の社の近くの清められた筆が拾える死体を妖鬼が襲っている場所と、その先の櫓も完全に再現されていました。実は櫓の上には当然爆弾を投げつけてくる敷次郎がいたのですが、仁王をやっていたおかげで大筒で逆に殴り返すことができました。仁王ってすごい。
というわけで、清瀧寺探索はこれで終わりとなります。いつもより短いような気もしますが、流石に二俣の広大な地形や転がってくる輪入道、どうみても地面なのに当然落命する滝の下などは再現できなかったのかここ以外にはほとんど見どころのある場所はありませんでした。近くの二俣城跡にも行ってみたのですが、特に仁王らしいスポットを見つけることはできませんでした。もちろん僕が見つけられなかっただけという可能性も高いため、この記事を読んで興味を持った人は是非仁王巡礼をしてみてください。
~おまけ~
浜松近くの弁天島にあるエセ厳島神社。仁王人気にあやかりたいからってこれはやりすぎだろ……
同じく弁天島にあるガヴドロの看板。仁王世界にもキリスト教が実在することはわかっており、おそらくそこから着想を得て作られたアニメなのだろう。
二俣本町のすすき。すすきを見ると岩を探してしまう奴がいたらそいつは仁王プレイヤーに違いない。